デシケーター(真空)の特長
01
全面アクリル製で視認性に優れ、保管時の観察におすすめです。また、金属製と比較し、低コストで導入いただけます。
02
庫内に収納するものや設置スペースに応じて選択しやすい豊富なサイズ・形状の製品を取りそろえています。
03
樹脂製理化学機器メーカーだからこそ実現可能な技術で、高い気密性と強度を発揮する設計です。
04
サイズや形状変更はもちろん、電源コネクターや測定器の取り付けなど、オーダーメイドでは多様なご要望にお応えします。
製品ラインナップ
真空タイプ(アクリル仕様)
小型から大型まで、規格品のサイズ・形状展開が豊富です。すべて全面アクリル製で、気密性、強度に優れます。規格品以外にも、ご要望に応じてサイズ変更や、電源、機器類の取り付けなど、1台からオーダーメイドを承ります。
リークテスター
包装資材などの減圧漏れ試験に真空デシケーターは有効です。リークテスター用に特化したデシケーターも規格品として取りそろえています。
真空脱泡装置
減圧下で撹拌することにより、液中の気泡を脱気します。
卓上デシケーター
ポリカーボネイト製の小型減圧デシケーターです。大小3種類あります。
他装置との組合わせ例
01 減圧下で撹拌して液中の気泡を脱気したい
液中の気泡を脱気するためには、減圧下に放置するだけでは不十分です。
そこで、撹拌モーターに接続したシャフトを、撹拌シールを介して密閉状態のまま真空デシケーターの内部に入れ、シャフト先端に羽根を取り付け液中にセットすることで、減圧環境での撹拌が可能になります。
02 真空デシケーターをパッケージテスターとして使いたい
視認性が良く、目的のパッケージが入るチャンバーであることが必要です。
圧力管理や時間管理を一定的に行う場合はコントローラーがあると便利ですが、ノンポーラスパッケージテスターと専用チャンバーの組み合わせが効率的です。真空ポンプと接続し圧力とタイマー設定をするだけで、同じ数値で繰り返しテストが可能です。
「Trinity-BOX」にもパッケージテスター機能がございます。
03 減圧やガス置換の自動制御したい
真空用外付けコントロールボックス「Trinity-BOX」がおすすめです。真空デシケーターに接続し、自動的に設定圧力まで減圧を行います。
また、庫内圧力が設定圧力より下がった場合は、自動的に設定圧力を維持しようと作動するので、庫内を常に一定の圧力で保つことができます。またガス置換も自動制御可能です。減圧からガス置換まで、Trinity-BOX1台ですべてコントロールできます。
設置イメージ
オーダーメイド例
オーダーメイドに強いLC4Pは、1台からでも特注製作を承ります。年間特注実績は600件を超え、サイズ変更や加工、他装置との連結など、多様なご要望にお応えしています。
大型リークテスター用チャンバー
規格品にはない大型チャンバーのご要望をいただきました。強度確保のためのリブ配置調整やハンドリング用の取手の取り付け、底面排水仕様など、大型でも強度や操作性を損なわないための工夫を施しています。
角型携帯真空サンプリングボックス
研究室外での土壌採取用に、持ち運びしやすい角型ミニ真空デシケーターのご要望をいただきました。たばこケースが入ほどの内寸で、重量は400g弱。減圧ガス置換するためのボールバルブとチェックバルブを取り付け、フタは気密性を担保できるよう、ゴムパッチン錠を採用しています。
真空デシケーターによくあるご質問
Q. アクリル真空デシケーターの到達減圧度を教えてください。
-0.1Mpaを限界値としています。減圧レベルに到達する時間は、真空デシケーターの容積や真空ポンプの容量などにより変動します。
Q. アクリル真空デシケーターは、陽圧にも耐久できる設計ですか?
陽圧には対応しておりません。ガス置換の際に稀に微陽圧になることがありますが、陽圧安全弁を取り付けることで回避できます。
Q. 大型真空デシケーターをオーダーメイドしたいのですが、どのくらいの大きさまで対応可能ですか?
外寸でおおよそ1000W×600D×600H(mm)までの大きを限度に対応しております。
Q. アクリル真空デシケーターはN2ガス置換が可能ですか?
可能です。その他不活性ガスで使用されるアルゴンガスなども問題ございません。
Q. リークテスターとして真空デシケータを使っていますが、リーク時の減圧度を維持したいです。良い方法は?
真空用外付コントロールボックス「Trinity-BOX」をおすすめしています。真空ポンプと真空デシケーターの間に接続します。減圧レベルの設定はもちろん、設定減圧の自動維持機能があり、庫内の圧力が下がれば設定減圧まで自動的に減圧するため、管理の手間を省略できます。