グローブボックスの特徴
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本体全面にアクリル樹脂を使用しています。透明クリアで視認性に優れ、操作しながら観察できます。
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金属製のグローブボックスと比較し、低コストで導入いただけます。
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独自の技術で、気密性と強度に優れいています。ガス置換精製装置と組み合わせることで、金属製に負けない露点温度を実現可能です。
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オーダーメイドでは、サイズや形状変更の他、測定器やオプションの取り付け、他装置との連結など、多様なご要望にお応えしています。
グローブボックスムービー
製品ラインナップ
真空タイプ(アクリル仕様)
気密性と強度に優れ、ガス精製装置と組み合わせると最高到達露点温度-50℃dpを実現することができます。アクリル製で視認性が高いだけでなく、低コストで金属製グローブボックスの代替品としてもご利用可能です。
ガスパージタイプ
ガスパージ機能のみ備えたグローブボックス。真空タイプと比較し、ガスパージには時間を要しますが、簡素化された本体構造で、さらにコストダウンを実現できます。
連結型グローブボックス
連結型グローブボックスLCGBシリーズ(Laboratory Connecting Glove Box Series)業界初!パーツを選び組立することが出来る連結型のグローブボックスです!低露点、低酸素(嫌気)仕様も対応可能です。
嫌気チャンバー
減圧とガス置換を組合わせて庫内を嫌気状態にして作業ができます。グローブはガス透過性を抑制できるブチル製のものを採用。庫内到達酸素濃度は0.1~25%RH。他装置との組み合わせでppmオーダーも可能です。
無菌ボックス(簡易局所タイプ)
局所的、簡易的に閉鎖空間を作ることができるワークボックスです。
グローブボックスアクセサリー
各種グローブや真空バルブ、不活性ガス循環ガス精製装置、真空ポンプなど、グローブボックスに接続する製品をラインナップしています。
SUS製グローブボックス
アクリル製真空グローブボックスと比べて、視認性、コストといった部分で劣りますが、最大の特長は高レベルの気密性と強度、そして耐熱性です。庫内露点湿度はガスフローシステムの状況にもよりますが、バキュームタイプでは-70℃を実現します。
他装置との組合わせ例
01 庫内露点温度-50℃dp環境下で作業したい場合
庫内の到達露点温度を低くするためには、①常に乾燥したフレッシュなガスを送り続けること、②ガスや水分透過性の少ないグローブを選定すること、の2点が必要です。
設置イメージ

02 湿度30%の低湿度環境下で静電気や水分を気にせず重量測定をしたい場合
極低湿度環境では、水分より静電気の発生に注意する必要があるため、ワークボックスとしてのグローブボックスと、外付け可能な中空糸フィルター搭載の湿度コントロールユニット(5~80%RHの設定が可能)、外気を送り込むためのコンプレッサーの組み合わせがおすすめです。
AD-4121D専用風防

03 0.01mg単位の超精密重量測定をしたい場合
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アルミフレーム式グローブボックスWG型
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A&D社製高精度電子天秤AD-4212-D
高精度微量電子天秤はもちろん、庫内の環境は空気の流れを遮断し、低湿かつ低酸素の状態を保つ必要があります。装置を出し入れしやすい全面脱着式のN2ガス置換可能なワークボックスと、A&D社製の高精度電子天秤AD-4121Dがおすすめです。
AD-4121D専用風防

オーダーメイド例
オーダーメイドに強いLC4Pは、1台からでも特注製作を承ります。年間特注実績は600件を超え、サイズ変更や加工、他装置との連結など、多様なご要望にお応えしています。
顕微鏡内蔵大型グローブボックス(JAXA様)

低水分環境で顕微鏡を用いた鉱物分析を行いたいとご要望を受け、顕微鏡での作業がスムーズにでき、密閉性の高いグローブボックスを製作。グローブボックス内に設置する機器からデータ配信も可能です。
顕微鏡内蔵大型グローブボックス(SPring-8様)

大気遮断が必要な試料の放射光を利用した非破壊検査増加にともない、微小試料をハンドリングできるグローブボックスをご希望でした。実験では肉眼での作業が難しい微小試料を扱うため、ボックス内で顕微鏡などを用いた作業がストレスなく行えるグローブボックスをご提案させていただきました。
グローブボックスによくあるご質問
Q. グローブボックスの内部と外部で電気信号を送ることは可能ですか?
真空環境に対応している端子を取り付けることで可能です。当社取り扱い製品では「各種気密コネクター」が、グローブボックスの壁面に取り付けできる隔壁コネクターです。
Q. グローブボックスの側面にあるパスボックスのサイズを変更したいのですが可能ですか?
オーダーメイドでご希望のサイズに変更できます。ただしグローブボックスの構造上、本体側面より小さなサイズに限ります。オーダーメイドのご相談は、こちらのフォームよりお問合せください。
Q. 大型のグローブボックスをオーダーメイドしたいのですが、どのくらいの大きさまで対応可能ですか?
真空タイプは、本体外寸が1000W×600D×600H(mm)までの大きさで対応可能です。また、ガスパージタイプは、真空タイプより大きな寸法でも設計可能です。詳細はこちらのフォームよりお問合せください。
Q. 酸素や水分透過の少ないグローブに変更したいのですが、どのような種類がありますか?
酸素や水分透過に留意する場合は、ガス透過率に優れるブチル製グローブが適しています。
グローブだけでも、摩耗性に優れるニューロングエラストハイパロングローブや、強酸薬品に強いエフテロングローブ、標準的でコストメリットの高いラテックスグローブ、静電対策に有効な天然ゴム製導電グローブなど、ラインナップは豊富です。各種グローブボックスには、ラテックスグローブが標準装備されています。
Q. グローブボックスのデモ機の貸し出しはありますか?
デモ機の貸し出しは行っておりません。大阪本社と名古屋支店のショールームには、グローブボックスの実機を展示しています。ショールームでのご説明や実演などは可能ですので、お気軽にご相談ください。